自作PC用 メモリの選び方
メモリは、パソコンの速度を決める重要な一つのパーツです。
高速なCPUを搭載していてもメモリの容量によって処理速度が左右されます。
メモリは、CPUが処理を行う作業場の役割をはたします。
作業場が狭いと作業がしずらく作業効率も落ちてしまいます。
どんな作業(用途)をするかにあわせてメモリの容量は決まります。
Webページの閲覧・動画の再生・オフイスソフトを利用する程度なら最低4GBあればなんとかこなせるでしょう。
軽いゲームなど一般的な用途で快適に動作させるには8GBは確保しましょう。
最新の3Dゲームを楽しむようなゲーミングPCには、16GB以上が必要です。
動画・写真編集作業などをサクサクこなすクリエイティブPCをめざすなら32GB以上は必要です。
メモリは後からでも規格さえ合えばマザーボードのメモリスロット差し込むだけで簡単にグレードアップできすのでとりあえず8GBにしておくのもひとつの手でしょう。
必要に応じて後から追加しましょう。
メモリは、チップセットによって対応するメモリが違ってきます。
自分のマザーボードに対応する規格を確認しておきましょう。
マザーボードに対応する規格を確認するには、
マザーボードメーカーのホームページで製品ごとに対応メモリの規格が公開されてます。
現在は、DDR4-2666が主流になっています。
メモリの規格表記に
「DDR」で始まる「メモリチップ」と「PC」で始まる「メモリモジュール」が混在しています。
「メモリチップ」と「メモリモジュール」の読み替え表を掲載しますので参考にしてください。
メモリチップの規格 | モジュール規格 | 動作クロック |
DDR4 2133 | PC4-17000 | 2133 MHz |
DDR4 2400 | PC4-19200 | 2400 MHz |
DDR4 2666 | PC4-21300 | 2666 MHz |
DDR4 2800 | PC4-22400 | 2800 MHz |
DDR4 3000 | PC4-24000 | 3000 MHz |
DDR4 3200 | PC4-25600 | 3200 MHz |
DDR4 3600 | PC4-28800 | 3600 MHz |
DDR4 4000 | PC4-32000 | 4000 MHz |
DDR4 4266 | PC4-34100 | 4266 MHz |
DDR4 5000 | PC4-40000 | 5000 MHz |
※DDR4 の後に続く数字が最大動作周波数(メモリクロック)を示しています。
メモリには、「DIMM」と「SO-DIMM」があります。
「SO-DIMM」は、一回りサイズが小さくノートPC用です。
自作パソコンなどのデスクトップパソコンでは、当然「DIMM」を選びましょう。
メモリは、デュアルチャンネルでデーター処理を高速化できます。
デュアルチャンネルの方法は、
同じメーカーでおなじ型番のメモリを2枚決められたメモリスロットに刺す方法です。
デュアルチャンネル用に2枚セットで購入しましょう。
ここで考えておかないといけないのは、冒頭にも触れましたがメモリの容量をどこまでにしたいのか目標を決めておくことです。
4本のメモリスロットを使って最大の容量にするには、16GBのメモリを4枚刺し64GBにします。
現在販売されているメモリは、1枚当たりの最大容量が16GBだからです。
この事を視野にいれて将来メモリを増設したいときの最初のメモリ選びが大事です。
方法として
最大容量の64GBを目指すなら予算におうじて
最初から16GBを4枚購入
16GBを2枚購入
16GBを1枚購入し予算に応じてもう1枚追加&3枚購入して最大容量の64GBにする方法です。
最大容量の64GBを目標としないのであれば
メモリの価格面から考えてみます。
価格的には、4GBと2枚と8GB×1枚はさほどの価格差はありません。
他方、
16GBと1枚と8GB×2枚の場合 16GBのほうが高めになります。
特にAMD製のCPU Ryzen Gシリーズはデュアルチャンネル効果が高いので2枚刺しがおすすめです。
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