自作PC用 CPUクーラーの選び方

自作PC用 CPUクーラーの選び方

CPUクーラーは、名のごとくCPUを冷やす役目をするパーツです。

CPUは、小さなパーツながら高度な計算を超ハイスピードでこなすため多くの電力を消費します。
そのため、かなりの熱を発するパーツです。
もし、冷却しなければ100度にもなってしまい熱暴走で停止したり、最悪の場合CPUが壊れてしまいます。

CPUクーラーは、CPUに純正品(リテールクーラー)として付属している製品がほとんどです。
といってもIntel・AMD製ともに純正品(リテールクーラー)が付属してないCPUもありますので確認が必要です。

Intelでは、オーバークロック対応の「K」付きCPUには純正品(リテールクーラー)はついていません。

Intelの純正品(リテールクーラー)なしのCPU
Core i9-9900KS
Core i9-9900K
Core i9-9900KF
Core i7-9700K
Core i7-9700KF
Core i7-8086K
Core i7-8700K
Core i5-9600K
Core i5-9600KF
Core i5-8600KF
Core i5-8600K
Core i3-9350KF
Core i3-8350K
Core Xシリーズ

AMD製では、Ryzn Threadripper シリーズのCPUには、純正品(リテールクーラー)はついていません。

CPUクーラーには、「トップフロー」「サイドフロー」「簡易水冷」の3タイプの種類があります。

サイドフロー
CPUの真上に設置したフィンに、横から風を当ててCPUを冷やす仕組みとなっています。
ファンの大きさが冷却性能の目安で、12cmや14cmの大型ファンを持つた製品が冷却性能が高いです。

自作パソコンでは、この「サイドフロー」型が最も使われており製品の数も多く出回っています。

「サイドフロー」型は、メモリなどのほかのパーツと干渉せずに、ファンやフィンを大型化して冷却能力を高めることができるのが特徴となっています。
さらに、ケースの前面から背面に向けて空気の通り道を作る、理想的なエアフローを構成できます。
安価な製品も多く手軽に利用できます。
トップフロー
CPUの真上からフィンに風を当ててCPUを冷やします。
CPUの周りのメモリやチップセットなどのパーツにも風が当たるというメリットがあります。
純正品(リテールクーラー)は、ほとんど「トップフロー」型となっています。
簡易水冷
液体を使ってCPUを冷やします。
CPUに水冷ヘッドを装着して、複数のファンを搭載したラジエーターと液体を満たしたチューブで繋ぐことで、CPUの熱をラジエーターから排出する仕組みとなっています。
CPUから離れた場所に設置できるのでファンの数を増やすなど大型化できるので、強力な冷却能力を持った製品も多く発売されています。
CPUの熱をラジエーターに運ぶ冷却液は、初めから封入されているので取り付け方も難しくありません。

簡易水冷型には、LEDを仕込んだものもあり、イルミネーションが楽しい光パソコンにするこができ市販のパソコンにはない個性的なデザインのパソコンが作れるのが自作パソコンの魅力です。

「トップフロー」と「サイドフロー」型のCPUクーラーの取り付け方法には、「プッシュピン」と「バックプレート」の2種類があります。

プッシュピン方式は、
クラーに付属するピンをマザーボードの穴にしっかりはめるだけで設置できます。
純正品(リテールクーラー)は、プッシュピン方式を採用しています。
バックプレート方式は、
マザーボードのの裏側に設置用のプレートを取り付けて、CPUクーラーを固定します。


CPUクーラーのサイズにも気をつけましょう!!


大型のファンやフィンを搭載した「サイドフロー」型のCPUクーラーでは、CPUクーラーの高さがケースに納まるか、ケースのスペック表で確認しましょう。
さらに、マザーボードのCPU周りのメモリやコンデンサなどのパーツと干渉しないかチェックしておきましょう。

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