Intel製CPU構成例

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Intel製CPU構成例

自作PCを構成するパーツを把握し、パーツの特徴を良くつかんで自分の作りたい自作PCをイメージしましょう。
自分の予算やどんなパソコンを作りたいかなど自分の目標とする自作PCを決めてから「パーツの構成」を決めましょう。
自作PCを作りあげるには、パーツ選びは慎重にしましょう。
パソコンのパーツには、パーツ間同士の相性問題がありパーツ選定にどんなに時間を費やしてパーツを選んだとしてもこの問題だけは避けられません。
とんでもないトラブルに遭遇してしまい解決に手間をかけてしまう恐れもあります。
最悪の場合、起動すらしないということもあります。
こんなことを避ける為に参考書などの「構成例」を参考にしてパーツを購入し組めばたいていが上手くいきます。
しかし100%ではないこともご了承ください。
パーツ間の相性問題は、付き物です。

Intel製CPUでの構成例を紹介しますので参考にしていただければ幸いです。

目次

Intel Core i3で組む低予算自作PC

エントリークラスのCPUを中心に安価なパーツを選べば、総額9万円以下の予算で自作PCが組めます。
エントリークラスのパーツで固めたパソコンでも、Web閲覧や動画鑑賞、ビジネス用とした一般的な作業なら十分な性能を発揮します。
さらに、エントリークラスのグラフィックボードを追加すれば軽めのゲームならプレイ可能です。
今回は、一世代前「第13世代」Intel Coreシリーズの中から、エントリークラスにあたる「Core i3 13100」を選び予算を削減。
軽い作業ならエントリークラスの Intel Core i3で十分です。
「Core i3 13100」には、グラフィックとCPUクーラーが内蔵されています。

予算は、¥80,000 前後を目指します。(モニタ・キーボード・マウスは含みません)
※2024年11月時点での参考価格です。価格は、変動しますので予めご了承ください。

Intel Core i3で組む低予算自作PCのパーツ一覧

 パーツ  製品名  参考価格
 CPU  Intel Core i3 13100 22,100円 
 マザーボード  MSI B760 GAMING PLUS WIFI / ATX対応マザーボード 16,000円 
 メモリ  CFD Standard デスクトップ用 メモリ DDR5 4800 (PC5-38400) 8GB×2枚 7,600円 
 SSD  ADATA ALEG-800-500GCS-DP / M.2 Gen4 500GB 7,200円 
 PCケース  THERMALTAKE PCケース [ATX /Micro ATX /Mini-ITX] Versa H26 White 5,800円
 電源ユニット  玄人志向 KRPW-BK550W/85+ 6,800円 
 OS  Microsoft(マイクロソフト)Windows11 Home 日本語版 14,700円
 合計   80,200円 
CPU

Intel 第13世代 Core i3-13100
パフォーマンスコアのP-コアを4コア搭載し、最大8スレッドの処理が可能
内蔵グラフィックスと付属のCPUクーラーを使用してコストを削減。

Intel製CPU構成例 Intel Core i3で組む低予算自作PCのパーツCPU「 Core i3-13100」の画像 Intel Core i3 13100 BOX


CPUの詳細

コア数:4コア (4 P-コア+ 0 E-コア)
スレッド数:8スレッド
P-コア ベースクロック:3.4GHz
ターボブーストクロック(シングル P-コア):4.5GHz
キャッシュ:12MB インテル スマートキャッシュ(L3) + 5MB L2キャッシュ
PBP(プロセッサーベースパワー):60W 「MTP(マキシマムターボパワー) 89W」
ソケット:LGA1700
対応チップセット:Z790/H770/B760
対応メモリ
・DDR5-4800/4400 (2枚差し時)
・DDR5-4000/3600 (4枚差し時)
・DDR4-3200
対応メモリーサイズ:最大128GB
メモリーチャンネル:2「デュアルチャンネル」
内蔵グラフィックス:Intel UHD Graphics 730
グラフィックス対応API:DirectX 12/OpenGL 4.6/Vulkan
PCI Express リビジョン:5.0
PCI Express 最大レーン数:16 (+ ストレージ向け PCIe(4.0) 4レーン搭載)
CPUクーラー付属:付属

マザーボード

マザーボードを選ぶ基本は、採用したCPUに対応したソケットとチップセットかが最大のチェックポイント。
今回、採用したCPUの対応ソケットは「LGA1700」で 対応チップセットは「Z790/H770/B760」なのでクリア。
このマザーボードには、無線機能「Intel Wi-Fi」が付いています。
第14世代「Intel Core」シリーズにも流用できるので将来CPUの交換だけですみます。

Intel製CPU構成例 Intel Core i3で組む低予算自作PCのパーツ マザーボードの画像 MSI B760 GAMING PLUS WIFI / ATX対応マザーボード


マザーボードの詳細

チップセット : Intel B760チップセット
対応CPU : LGA1700(Intel第13世代Coreプロセッサ対応)
フォームファクター : ATX
メモリソケット
 ・DDR5 DIMM×4(最大192GB)
 ・DDR5-6800(OC)対応
拡張スロット
 ・PCI Express 4.0 x16スロット×1
 ・PCI Express 4.0 x4スロット×1(形状はx16)
 ・PCI Express 3.0 x1スロット×3(形状はx16)
インターフェース
 ・USB 3.2 Gen 2×3(Type-C×1、Type-A×2)
 ・USB 3.2 Gen 1×3(Type-C 内部コネクタ×1、ヘッダピン×2)
 ・USB 2.0×8(Type-A×4、ヘッダピン×4)
 ・PS/2×1
 ・オーディオジャック×5(Realtek ALC897)
 ・オプティカル S/PDIFポート×1
 ・2.5ギガビットイーサネット×1(Realtek RTL8125BG)
 ・Wi-Fiアンテナ用ポート×2
映像出力
 ・HDMI×1
 ・DisplayPort×1
無線機能 …
 ・Intel Wi-Fi 6E 802.11ax MU-MIMO Wi-Fi
 ・Bluetooth 5.3
ストレージ
 ・SATA 6Gbps×4
 ・M.2 64Gbps×2(SATAデバイスをM2_2スロットに搭載した場合SATA 8と排他使用)
対応RAID
 ・RAID 01510(SATA)

メモリ

マザーボードの対応メモリがDDR5となっているのでメモリ規格「DDR5」を選びます。
デュアルチャンネルを有効にするために、ブランド・容量・速度が同一の物にします。

Intel製CPU構成例 Intel Core i3で組む低予算自作PCのパーツ メモリの画像 CFD Standard デスクトップ用 メモリ DDR5 4800 (PC5-38400) 8GB×2枚


メモリの詳細

容量:8GBx2
規格:DDR5-4800
スピード:PC5-38400
サイズ:UDIMM

SSD

SSDの容量は、最低でも500GBを確保しましょう。
最近は、PCI Express接続のM.2タイプが主流になってきました。

Intel製CPU構成例 Intel Core i3で組む低予算自作PCのパーツ SSDの画像 ADATA ALEG-800-500GCS-DP / M.2 Gen4 500GB


SSDの詳細

接続:M.2 2280 (PCIe 4.0 x4 NVMe)
容量:500GB
最大書込速度:2200MB/s
最大読込速度:3500MB/s

PCケース

PCケースは、作業のしやすさからミドルタイプ(ATX)がおすすめ。

Intel製CPU構成例 Intel Core i3で組む低予算自作PCのパーツ PCケースの画像 THERMALTAKE PCケース [ATX /Micro ATX /Mini-ITX] Versa H26 White


PCケースの詳細

ケースタイプ:ミドルタワー
電源:別売
対応マザーボード:ATX,M-ATX,Mini-ITX
IOポート:USB 3.0 x 2, USB 2.0 x 2, HD Audio x 1
付属FAN:120 x 120 x 25 mm LED Blue fan (1000rpm, 16dBA)
ドライブべイ:2 x 2.5“ or 3.5” ; 3 x 2.5”
色:白

電源ユニット
Intel製CPU構成例 Intel Core i3で組む低予算自作PCのパーツ 電源ユニットの画像 玄人志向 KRPW-BK550W/85+


電源ユニットの詳細

型式:KRPW-BK550W/85+ [ATX/EPS /Bronze](KRPWBK550W85+)
コネクター:24/20 ATX×1、4ピン ATX12V/8ピンEPS12V×1、SATA(L)×6 、FDD×1、HDD×3、6+2ピン PCI Express×2
本体サイズmm:150×140×86mm
電源容量:550W

OS
 Intel製CPU構成例 Intel Core i3で組む低予算自作PCの「Microsoft(マイクロソフト)Windows11 Home 日本語版」の画像  Microsoft(マイクロソフト)Windows11 Home 日本語版


コスパ抜群の20万円ゲーミング自作PC

CPUにIntelの「Core i5-14600KF」を採用。
Core i5は、「コストパフォーマンスを重視する人向け」にうってつけのCPUです。
「Core i5-14600KF」は、第14世代のCoreで2023年10月にリリースされており、第13世代よりさらに強化されたCPUです。

グラフィックボードに、「NVIDIA GeForce RTX 4060」を採用して動画編集などのクリエィティブ作業から3Dゲームまで幅広い用途に対応する自作PCになります。

予算は、¥189,000 前後を目指します。(モニタ・キーボード・マウスは含みません)

※予算は、使用したパーツの合計額で2024年11月時点の参考価格です。価格は、変動しますので予めご了承ください。

コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ一覧

 パーツ  製品名  参考価格
 CPU  Intel Core i5-14600KF 38,900円
 マザーボード  MSI Z790 TOMAHAWK WIFI 26,900円
 メモリ  CFD W5U5600CS-16G(DDR5-5600 16GB×2) 11,600円
 ストレージ  WD_BLACK 1TB SN850X NVMe 内蔵型ゲーミングSSD 14,900円 
 グラフィックボード  MSI GeForce RTX 4060 50,000円
 CPUクーラー  MSI MAG CORELIQUID M360(簡易水冷) 15,800円
 電源ユニット  ADATA XPG PYLON 750W PYLON750B-BKCJP 9,500円
 PCケース  ZALMAN Z1 Plus(ATX) 6,400円
 OS  Microsoft(マイクロソフト)Windows11 Home 日本語版 14,700円 
 合計   188,700円 
CPU

CPU選びは、価格と性能のバランスが決めて。
今回は、Intelの第14世代 Core i5 から選びました。
Core i5 シリーズは、ミドルクラスのCPUでビジネス用途から動画編集や写真編集など幅広い用途に向いています。
さらに、そこそこの3Dゲームならグラフィックボード次第ですがこなせます。
第14世代 Core 対応チップセットは、第13世代のチップセット「Z790」「H770」「B760」と同じですので第13世代Core用マザーボードを使い回すことも出来ます。

 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ CPUの画像  Intel Core i5-14600KF


CPUの詳細

コア数:14
スレッド数:20
キャッシュ:キャッシュ:24MB Intel Smart Cache合計 L2 キャッシュ:20MB
対応ソケット:FCLGA1700
対応チップセット:Z790/H770/B760
対応メモリ:DDR5 5600・DDR4 3200
グラフィックス:無し

マザーボード

マザーボードを選ぶ際の最大の基本は、採用したCPUが対応しているチップセットを搭載しているマザーボードを選ぶことです。
今回は、採用したCPUが対応している「MSI MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」をチョイス。
サイズは、ATXで「WIFI」にも対応しています。

 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ マザーボードの画像  MSI Z790 TOMAHAWK WIFI


マザーボードの詳細

チップセット:INTELZ790
CPUソケット:LGA1700
フォームファクタ:ATX
メモリタイプ:DIMM DDR5
メモリスロット数:4
最大メモリー容量:128GB
幅x奥行き:304.8×243.84 mm
PCI-Express 16X:2 本
PCI-Express 1X:1 本
VGAスロット:PCI-Express
SATA:7 本
Serial ATA:SATA6.0G
M.2ソケット数:4
M.2サイズ:M key:type 2242/2260/2280/22110
DisplayPort数:1
HDMIポート数:1
無線機能:Intel Wi-Fi 6E

メモリ

メモリを選ぶチェックポイントは、規格・速度・容量
Windows 11は、8GBでも動きますがせめて16GBはほしいところです。
今回は、ゲームもプレイする前提で思い切って32GBを確保。
デュアルチャンネルメモリ設定を最大限に有効にするには、同一(同じブランド、同じ速度、同じサイズ、同じチップタイプ)が必要不可欠なので
CFDの16GB×2枚組(PC5-44800)を選ぶことにしました。

主なメモリの種類と転送速度を記載しましたので参考にしてください。

 メモリチップ  メモリモジュール  データー転送速度
 DDR4-3200  PC4-25600  3200MB/秒
 DDR5-4800  PC5-38400  4800MB/秒
 DDR5-5200  PC5-41600  5200MB/秒
 DDR5-5600  PC5-44800  5600MB/秒

 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ メモリの画像  CFD W5U5600CS-16G(DDR5-5600 16GB×2)


メモリの詳細

形状:デスクトップ用-DDR5
容量:16GB×2
規格:PC5-44800(DDR5-5600)

ストレージ

ストレージは、最近まではSATAケーブルで接続する2.5インチタイプのSSDが主流でしたが
近年、PCI Expressで接続するM.2タイプのSSDに置き換わつています。
M.2タイプのSSDは、ケーブルででなくメモリみたいに所定のコネクターに差し込み固定するだけで意外と簡単に取り付けができます。
今回、採用したM.2タイプのSSDはPCI Express 4.0 接続で容量は余裕をみて1TBのものを選択。
普通使いなら500GBでもOKです。

 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ ストレージの画像
 WD_BLACK 1TB SN850X NVMe 内蔵型ゲーミングSSD


ストレージの詳細

容量:1TB
インターフェース:PCIe Gen.4 x4
規格:M.2 2280
最大読み込み速度:5150MB/s
最大書き込み速度:4900MB/s

グラフィックボード

今回選んだCPUには、グラフィックス機能が付いていませんのでグラフィックボードが必要です。
3Dゲームをプレイするのであればミドルクラスのモデルの製品から選びましょう。
価格は、ピンからキリで安いもので一万五千円から高いものだと三十万の製品のものもあります。
出力端子とサイズも確認しておきましょう。

 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ グラフィックボードの画像  MSI GeForce RTX 4060


グラフィックボードの詳細

グラフィックス : NVIDIA GeForce RTX 4060
メモリ : 8GB GDDR6
出力端子 :DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1a×1
対応バススロット : PCI Express 4.0
補助電源 :8-pin x 1
外形寸法 : 約199×120×41mm

CPUクーラー

CPUクーラーは、文字どうりCPUを冷却する製品です。
CPUクーラーには、空冷タイプと水冷タイプの2種類があります。
今回は、簡易水冷型のクーラーでファンサイズが360mmのものなので120mmフアンの3基分のスペスが必要です。
対応するCPUソケットも確認しておきましょう。
今回のCPUソケットは「LGA1700」で下記のCPUクーラーの詳細を確認すると対応ソケットが「intel:1700」も含まれていますので大丈夫です。

 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ の画像  MSI MAG CORELIQUID M360(簡易水冷)


CPUクーラーの詳細

ARGB LED搭載 360mmラジエーター簡易水冷クーラー

対応ソケット intel:2066/2011(V3)/1700/1200/115x
対応ソケット AMD:sTR4/AM5/AM4
ファンサイズ:120mm×3 (360mm)
色:ブラック系
LED:ARGB

電源ユニット

電源ユニットは、グラフィックスボードを使わないなら500Wでも十分ですが、今回グラフィックスボードを使いましたので余裕をみて750Wのものを選択。

 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ 電源ユニットの画像  XPG PYLON PYLON750B-BKCJP


電源ユニットの詳細

定格出力:750W
80PLUS認証:BRONZE
奥行:140mm

PCケース
 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ PCケースの画像  ZALMAN Z1 Plus(ATX)


PCケースの詳細

ケースタイプ ミドルタワー
材質 スチール、プラスチック、強化ガラス
対応マザーボード ATX、microATX、Mini-ITX
対応電源 ATX(最大190mm)
対応グラフィックボード 最大385mm
対応CPUクーラー 全高163mm
拡張スロット 7
ドライブベイ 外部5.25インチ×1(奥行き180mmまで)
内部3.5インチ×2
内部2.5インチ×3
対応ラジエータ 上面:280/240/120mm
前面:240/120mm
背面:120mm
搭載可能ファン 上面:140/120mm×2
前面:120mm×3(ODD搭載時120mm×2)
背面:120mm×1
底面:120mm×2
付属ファン 前面:120mmファン×2
背面:120mmファン×1
I/Oポート USB 3.0×2、USB 2.0×1、マイク×1、ヘッドホン×1
LEDコントロールボタン×1(オプションのアドレサブルRGBコントローラ用)
外形寸法 209(W)×485(H)×463(D) mm
重量 約5kg
カラー ブラック

OS
 Intel製CPU構成例 コスパ抜群の20万円ゲーミングPC自作に必要なパーツ OSの画像  Microsoft(マイクロソフト)Windows11 Home 日本語版


OSの詳細

Microsoft(マイクロソフト)Windows11 Home 日本語(パッケージ版)

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