第4世代 Ryzen シリーズ
第4世代 Ryzen シリーズは、コードネームが「Vermmer」よばれていて、2020年11月に登場しました。
今までの、「Zen 2」アーキテクチャーを「Zen 3」に刷新しました。
これまでの「Zen 2」アーキテクチャーより、クロック当たりの処理能力が大幅に向上しています。
第4世代 Ryzen シリーズのプロセッサーナンバーの1桁目は、「4」ではなく「5」になっています。
第4世代 Ryzen シリーズは、
Ryzen 9 ・ Ryzen 7 ・ Ryzen 5 シリーズです。
それぞれ、インテルのCore i9・Core i7・Core i5の性能に相当します。
同価格帯のインテル製CPUよりもTDPが低く処理能力が優れていて、今にわかに人気がでてきています。
安価でパワフルな自作pcを組みたいとき選択しとして挙げられるCPUです。
Ryzen シリーズは、CPUの名前からCPUの情報が分かるようになっております。
例えば、Ryzen 9 5950Xの場合「Ryzen 9」がCPUの種類、「5950」の最初の数字の一桁目が世代を表します、この例では「第4世代」を指しています。
上記でも触れてますが、なぜか「4」ではなく「5」になっていますので注意しましょう。
尚、プロセッサーナンバー「5950X」の末尾が「X」なら高クロック版です。
プロセッサーナンバー「5700G」の末尾が「G」ならGPUが内蔵されているCPUになります。
メモ Ryzen 9 ・ Ryzen 7 ・ Ryzen 5のCPUソケットの形状は、すべて「ソケットAM4」です。 対応メモリは、「DDR4-3200」です。 |
シリーズの見方
Ryzen 9 シリーズ
用途:超ハイエンド
Ryzen 7 シリーズ
用途:ハイエンド
Ryzen 5 シリーズ
用途:ミドルレンジ
型番の見方
ブランド名、世代、性能、種類の順にならべてあります。
Ryzen 9 5950X
Ryzen 9 5 950 X
最初のRyzen 9 → ブランド名(Ryzen 9)
次の4桁の最初の数字 5 → 世代(第4世代)
次の3桁が性能 950
アルファベット X → 規格
主な規格
X:クロック周波数向上モデル
G;グラフィック機能内蔵モデル
Ryzen 9 シリーズ
用途:超ハイエンド
CPU名 | クロック周波数 | コア/スレッド数 | キヤッシュ | GPU | TDP |
Ryzen 9 5950X | 3.4GHz | 16/32 | 64MB | なし | 105W |
Ryzen 9 5900X | 3.7GH | 12/24 | 64MB | なし | 105W |
Ryzen 7 シリーズ
用途:ハイエンド
CPU名 | クロック周波数 | コア/スレッド数 | キヤッシュ | GPU | TDP |
Ryzen 7 5800X | 3.8GHz | 8/16 | 32MB | なし | 105W |
Ryzen 7 5700G | 3.8GHz | 8/16 | 16MB | Radeon グラフィックス | 65W |
Ryzen 5 シリーズ
用途:ミドルレンジ
CPU名 | クロック周波数 | コア/スレッド数 | キヤッシュ | GPU | TDP |
Ryzen 5 5600X | 3.7GHz | 6/12 | 32MB | なし | 65W |
Ryzen 5 5600G | 3.9GHz | 6/12 | 16MB | Radeon グラフィックス | 65W |
メモ Ryzen 5 5600Xには、CPUクーラー「Wraith Stealth」同梱されてます。 |
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