自作pc用パーツの選び方

自作pc用パーツの選び方

自作pc用のパーツを選ぶときの基本的な考え方は、自分で作ったパソコンをどういう用途で使うかまずはっきりとすることです。
用途が決まればその用途に応じてパーツも選びましょう。

目次

自作pc用 チップセットの選び方

チップセットは、
CPUと各パーツとのデータの橋渡しをします。
そして、チップセットはマザーボードに組み込まれており規格があります。
CPUのソケットにマザーボードのチップセットが対応してなくてはなりません。
それを間違えると装着できなかったり装着できても動作しません。

Intel製のCPUには、Intel製のチップセットを搭載したマザーボードを選ぶことが必須条件です。
同様に、AMD製CPUにはAMD製のチップセットを搭載したマザーボードを選びます。

つまり
CPUのソケットとマザーボードのチップセットがお互いに対応していなくてはなりません。

チップセットを選ぶポイントは、

CPUのソケットとマザーボードのチップセットが対応しているかの確認。
オーバークロック(OC)対応の有無。
RAIDを対応の有無。
PCI Express数
USB3.1のサポート数
USB3.0のサポート数

目次

Intel製のチップセットの選び方

Intel製のCPUのソケット形状は「LGA1151」です。
対応するチップセットに、Z390、B365、Z370、H370、B360、H310があります。

Intel製CPUと対応チップセットの表

CPUの世代 ソケット 対応チップセット
第9世代 Core i シリーズ
(Coffe Lake Refresh) 
 LGA1151
 Z390、B365、Z370、H370
B360、H310
第8世代 Core i シリーズ
(Coffe Lake)

※第9世代CPUでZ370、H370、B360、H310 チップセット搭載のマザーボードの場合BIOSのアップグレードの必要な場合があります。

Intel製チップセットは、性能の違いなどで3種類に分けることができます。

第1部類
Z390・Z370

メモリ最大容量 64GB
オーバークロック対応:有り

第2部類
H370・B365・B360

メモリ最大容量 64GB
オーバークロック対応:無し

第3部類
H310

メモリ最大容量 32GB
オーバークロック対応:無し

AMD製チップセットの選び方

AMD製のCPUのソケット形状は「AM4」です。
対応するチップセットに、X570、X470、B450、X370、B350があります。
※X370、B350チップセット搭載のマザーボードの場合BIOSのアップグレードの必要な場合があります。

AMD製のチップセット(X570、X470、B450、X370、B350)の性能
メモリ最大容量 64GB
オーバークロック対応:有り
RAID対応:有り

AMD製CPUとチップセットの対応表

   X570  X470 B450   X370  B350
第3世代 Ryzen  〇   〇 〇  (要BIOSアップデート)   (要BIOSアップデート)
第2世代 Ryzen Gシリーズ   〇 〇 
第2世代 Ryzen  〇 〇  〇 
第1世代 Ryzen Gシリーズ × 〇 
第1世代 Ryzen  ×  〇 

自作pc用 CPUの選び方

自作pcのCPUを選ぶときの基本的な考え方は、
自分で作ったパソコンをどういう用途で使うかまずはっきりとすることです。
用途が決まればそれに見合った性能のCPUを選ぶことになります。

パソコンの一般的な用途として

WEBページの閲覧やビジネス書類の作成など、さほどCPUのスペックを必要としないなら
エントリークラスのCPUを

最新の3Dゲームを快適に楽しんだり、動画編集などクリエイティブな作業をバリバリこないしたいなら
ハイエンドクラスのCPUを選ぶことになります。

それでは、
CPUの性能とは

CPUの性能は、コア数・スレッド数・クロック周波数の3つの要素で決まります。

コア数は、1つのCPUの中に、実際に処理を行うコア(中央処理ユニット)がいくつ入っているかを示した数です。

例えば、コア数1のCPUの場合一度に1つの処理しかできません。
ところが、コア数4のCPUの場合一度に4つの処理ができるためその分、処理が高速になります。

スレッド数は、1つのCPUで同時にいくつの処理ができるかの数です。

クロック周波数は、1秒間にどれくらいの処理ができるかの数値で「GHz」で表します。

自作パソコン用のCPUメーカーは、IntelとAMDの2社があります。

Intelは、Core i シリーズ、AMDなら Ryzen シリーズが有名です。

intelcpu core i シリーズ の詳細を見る

AMD製 Ryzen シリーズ の詳細を見る

CPUは、マザーボードに組み込むパーツで選択したCPUに対応する「チップセット」や「ソケット」を必ず選択しましょう。

マザーボードのソケット形状やチップセットがCPUに対応していない場合、動作しなかったり組み込みすらできない場合があるます。

チップセットの選び方の詳細 を見る 

冒頭でも簡単に説明しましたがCPUを選ぶ際自分の目的に応じたCPUを選びましょう。

Intel製とAMD製のCPUのグレードを掲載しますので参考にしていただければ幸いです。

Intel製CPU

Core i3 シリーズ
用途:ライトミドルレンジ
Core i5 シリーズ
用途:ミドルレンジ
Core i7 シリーズ
用途:ハイエンド
Core i9 シリーズ
用途:超ハイエンド

AMD製CPU

Athlon GE シリーズ
用途:低予算のサブマシンに最適
Ryzen G シリーズ
用途:ライトミドルレンジ
Ryzen 5 シリーズ
用途:ミドルレンジ
Ryzen 7 シリーズ
用途:ハイエンド
Ryzen 9 シリーズ
用途:超ハイエンド

以上を参考にしてメーカーの選定とどのシリーズのCPUにするか決めましょう。

自作pc用 マザーボードの選び方

マザーボードは、
パソコンを動かすのに必要な、CPU・メモリ・内蔵ストレージ・グラフィックカードなどを接続する母体の役目をします。
そのパーツ間のデーターのやり取りを橋渡しする役目を担うのが「チップセット」です。

CPUによって対応する「チップセット」が決まっており、マザーボードを選ぶ時

自分が選んだCPUに対応する「チップセット」を搭載したマザーボードを選ぶことが大事です。

詳細は、
自作pc用 チップセットの選び方 をご覧ください。

また、マザーボードには「フォームファクタ」と呼ばれる大きさの違う3つの規格の製品があります。
「ATX」「MicroATX」「Mini-ITX」の3つの規格です。

大きさによって拡張スロット数も自ずと違ってきます。
各規格のサイズの大きさと搭載できる拡張スロット数を確認しておきましょう。

マザーボードの3つの規格

ATX

サイズ:244mm×305mm
拡張スロット数:最大7

MicroATX

サイズ:244mm×244mm
拡張スロット数:最大4

Mini-ITX

サイズ:170mm×170mm
拡張スロット数:最大1

このように CPU・マザーボード・PCケースはそれぞれに対応した物を選ぶのが必須条件となります。
自作PC用としては、特別な事情がない限り「ATX」サイズがおすすめです。
パーツを組み込む時、「ATX」サイズの方が作業もしやすくまたパーツの取り付け数からみても「ATX」サイズを選びましょう。

自作PC用のマザーボードを提供しているメーカーは、
 「ASAS」「GIGA―BATE」「MSI」「ASRock」の4社が有名です。

マザーボードを選ぶ際
搭載されている機能も確かめておきましょう。

自作pc用 メモリの選び方

メモリは、パソコンの速度を決める重要な一つのパーツです。
高速なCPUを搭載していてもメモリの容量によって処理速度が左右されます。

メモリは、CPUが処理を行う作業場の役割をはたします。
作業場が狭いと作業がしずらく作業効率も落ちてしまいます。

どんな作業(用途)をするかにあわせてメモリの容量は決まります。
Webページの閲覧・動画の再生・オフイスソフトを利用する程度なら最低4GBあればなんとかこなせるでしょう。
軽いゲームなど一般的な用途で快適に動作させるには8GBは確保しましょう。

最新の3Dゲームを楽しむようなゲーミングPCには、16GB以上が必要です。

動画・写真編集作業などをサクサクこなすクリエイティブPCをめざすなら32GB以上は必要です。

メモリは後からでも規格さえ合えばマザーボードのメモリスロット差し込むだけで簡単にグレードアップできすのでとりあえず8GBにしておくのもひとつの手でしょう。
必要に応じて後から追加しましょう。

メモリは、チップセットによって対応するメモリが違ってきます。
自分のマザーボードに対応する規格を確認しておきましょう。

マザーボードに対応する規格を確認するには、
マザーボードメーカーのホームページで製品ごとに対応メモリの規格が公開されてます。

現在は、DDR4-2666が主流になっています。

メモリの規格表記に
「DDR」で始まる「メモリチップ」と「PC」で始まる「メモリモジュール」が混在しています。

「メモリチップ」と「メモリモジュール」の読み替え表を掲載しますので参考にしてください。

 メモリチップの規格  モジュール規格 動作クロック
 DDR4 2133  PC4-17000  2133 MHz
 DDR4 2400  PC4-19200  2400 MHz
 DDR4 2666  PC4-21300  2666 MHz
 DDR4 2800  PC4-22400  2800 MHz
 DDR4 3000  PC4-24000  3000 MHz
 DDR4 3200  PC4-25600  3200 MHz
 DDR4 3600  PC4-28800  3600 MHz
 DDR4 4000  PC4-32000  4000 MHz
 DDR4 4266  PC4-34100  4266 MHz
 DDR4 5000  PC4-40000  5000 MHz

DDR4 の後に続く数字が最大動作周波数(メモリクロック)を示しています。

メモリには、「DIMM」と「SO-DIMM」があります。
「SO-DIMM」は、一回りサイズが小さくノートPC用です。

自作パソコンなどのデスクトップパソコンでは、当然「DIMM」を選びましょう。

メモリは、デュアルチャンネルでデーター処理を高速化できます。

デュアルチャンネルの方法は、
同じメーカーでおなじ型番のメモリを2枚決められたメモリスロットに刺す方法です。

デュアルチャンネル用に2枚セットで購入しましょう。

ここで考えておかないといけないのは、冒頭にも触れましたがメモリの容量をどこまでにしたいのか目標を決めておくことです。
4本のメモリスロットを使って最大の容量にするには、16GBのメモリを4枚刺し64GBにします。

現在販売されているメモリは、1枚当たりの最大容量が16GBだからです。

この事を視野にいれて将来メモリを増設したいときの最初のメモリ選びが大事です。

方法として
最大容量の64GBを目指すなら予算におうじて
最初から16GBを4枚購入
16GBを2枚購入
16GBを1枚購入し予算に応じてもう1枚追加&3枚購入して最大容量の64GBにする方法です。

最大容量の64GBを目標としないのであれば
メモリの価格面から考えてみます。

価格的には、4GBと2枚と8GB×1枚はさほどの価格差はありません。

他方、
16GBと1枚と8GB×2枚の場合 16GBのほうが高めになります。

特にAMD製のCPU  Ryzen Gシリーズはデュアルチャンネル効果が高いので2枚刺しがおすすめです。

自作pc用 ストレージの選び方

ストレージとは
パソコンのシステムやいろいろなファイルを保存する入れ物である「SSD」や「HDD(ハードディスク)」を指します。

今まで、「HDD」が主流でしたが最近は「SSD」が登場しシステムを保存するストレージとして「SSD」が主流になってきています。

「SSD」は、スマホやビデオカメラなどで使用されているSDカードのようなフラッシュメモリを採用しています。
他方、「HDD」は回転する円盤に磁器でデーターを記録します。

「SSD」は、データーの読み込み速度は「HDD」にくらべて非常に高速ですが価格はまだまだ高いです。

「HDD」は、速度は遅いが大容量のものでも安価で購入できます。

これから自作パソコンを作るなら
システムは読み込みの早いSSDにインストールし、ビデオカメラのデーターやデジカメなどの写真のデーターはHDDに保存しましょう。

システムインストール用に使いたいSSDには、接続の仕方がそれぞれ違う「2.5インチSSD」「M.2 SATA SSD」「M.2 NVMe SSD」の3種類があります。

「2.5インチSSD」は、従来のHDDと同じようにマザーボードのSATA端子にSATAケーブルで接続します。

「M.2 SATA SSD」「M.2 NVMe SSD」は、ともにマザーボードの「M.2(M.2 Socket3)」に接続します。

読み込み速度は、早い順から
「M.2 NVMe SSD」>「M.2 SATA SSD」>「2.5インチSSD」となります。

特にこだわりがなければ「2.5インチSSD」がおすすめです。

「2.5インチSSD」は、
HDDと同じように「Serial ATA(SATA)」で接続します。
PCI Express接続の「M.2 NVMe SSD」と比べると転送速度はかなり見劣りします。
しかし今までのHDDよりパソコンの起動時間もぐっと早くなり通常の使用では全く問題ありません。
GB単位での価格も「M.2 NVMe SSD」の半額でコストをかけずにSSDのストレージを導入できます。
大型家電のチラシを目て見ると市販のパソコンも最近では、「2.5インチSSD」になっています。

接続には、SSDに電力を供給する電源ケーブルとマザーボードのSATAポートに接続するSATA電源ケーブルが必要となります。

SSD速度比較表

 種類  読み込み公称値  書き込み公称値
M.2 NVMe Samsung 870 EVO Plus  3500MB/s  2500MB/s
M.2 SATA Samsung 870 EVO  550MB/s  520MB/s
2.5インチ SATA Samsung 860 EVO  550MB/s  520MB/s

SSD価格表

 容量  M.2 NVMe
Samsung 970 EVO Plus
 M.2 SATA
Samsung 860 EVO
 2.5インチ SATA
Samsung 860 EVO
250GB 9.000円前後 8.400円前後 6.000円前後
500GB 15.000円前後  9.000円前後 8.000円前後 
1TB  30.000円前後 20.000円前後 18.000円前後
2TB  60.000円前後   42.000円前後
4TB      90.000円前後 

大量のユーザーデーターは、従来の「HDD(ハードディスク)」に保存しましょう。
HDDは、回転する金属の円盤に磁気ヘッドを通じてデーターの書き込み読み込みを物理的に行うため、SSDに比べ速度がかなり遅いです。
システムをインストールする起動用ドライブには向いていません。
しかし、容量当たりの単価はSSDに比べて圧倒的に安いので3TB、4TBという大容量HDDもお手頃価格で購入できます。
デジカメ写真や動画、ビデオカメラのデーターなどの大容量データーを保存するのに最適です。

3.5インチHDDは、マザーボードのSATAポートに接続します。
マザーボードのSATAポートの数やPCケースの3.5インチベイの数もチェックしておきましょう。

自作pc用 電源ユニットの選び方

パソコンのパーツは、直流の12Vや5vで作動しています。
ところが、家庭に供給されている電気は交流の100vです。
よって、パソコンのパーツが動く直流の12Vや5vに交流の100vを変換するのが電源ユニットの役目です。

電源ユニットの規格は、主に ATX電源とSFX電源の二つに分類されます。

ATX電源は、PCケースのミドルタワー・ミニタワーケースに搭載することができます。
一方、SFX電源は、Mini-ITX対応のPCケースに搭載します。

ATX電源は、400W、500W、750Wなどと容量の違う製品が販売されております。
自分が使用したパソコンの構成によって消費電力が決まります。

消費電力を計算してその倍以上の容量の電源ユニットが必要になります。

消費電力を簡単に求める方法として
NETで検索してドスパラが提供している 電源容量計算 システム を利用させてもらいました。
こちらは、PC構成を選択するだけで合計使用電力が目安として表示され非常に便利です。

ドスパラの 電源容量計算 システム は、こちら

https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_power_calculation_main

電源ユニットは、電力の変換効率によって6種類のグレードに分けられています。

80 PLAS スタンダード
80 PLUS ブロンズ
80 PLUS シルバー
80 PLUS ゴールド
80 PLUS プラチナ
80 PLUS チタン

電源負荷率 100%時での6種類の変換率は、

80 PLAS スタンダード
80%

80 PLUS ブロンズ
82%

80 PLUS シルバー
85%

80 PLUS ゴールド
87%

80 PLUS プラチナ
89%

80 PLUS チタン
90%

変換効率が高い電源ユニットの方が消費電力は少なくてすみます。

自作パソコンの場合、最低でも80 PLASとうたってある製品にしましょう。

自作pc用 PCケースの選び方

PCケースは、
パソコンのすべてのパーツを収納する入れ物(箱)です。

マザーボードのフォームファクタである
ATX・ MicroATX・ Mini-ITX の規格に対応する3種類の大きさで区別できます。

ATX対応 のPCケースは、ミドルタワーと呼ばれ
ATX規格のマザーボードを利用する場合このサイズを必ず選ぶことが必須です。
大は小を兼ねるといいますが MicroATX 規格のマザーボードも納めることができます。
このミドルタワー型が自作パソコンで最も多く利用されています。
大きなサイズで置き場所を考える必要がありますが、その大きさは拡張性や冷却性能を高めるメリットがあります。

MicroATX 対応のPCケースは、ミニタワーと呼ばれ
MicroATX 規格のマザーボードを採用した場合このサイズのケースを選びます。
先ほどのミドルタワーでもさしつかえありません。

ミドルタワーより縦のサイズが小さくデスクの上においても邪魔にならないほどのサイズですが拡張性は落ちます。
搭載できるCPUクーラーやグラボの大きさに制限があります。

Mini-ITX のPCケースは、キューブ型などと呼ばれています。
17cm×17cmの小さなマザーボードに対応するケースです。
通常のATX電源も使えないこともあるので注意が必要です。

PCケースを選ぶ際、マザーボードのの規格のほかに自分が使用するパーツの大きさに応じて選ぶのも大事です。
PCケースのサイズは、大まかに3種類ありますが、製品ごとに細かく各部のサイズが異なるので、購入する際必ず各PCケースメーカーのホームページで細かな仕様を確認しておきましょう。

自分が使用するパーツ
CPUクーラーの高さが、PCケースの幅に収まるか
グラフィックボードの長さが、ドライブベイと干渉しないか
特に簡易水冷クーラーを自分が利用したいときは、搭載できるラジエーターのサイズを確認しておきましょう。

さらに、搭載可能な電源ユニットのサイズも確認が必要です。
同じATX規格の電源ユニットでも、製品によって奥行きサイズが異なり、奥行きの長い大型の電源は、PCケースによっては入りきらない物もあるので注意が必要です。

また、3.5インチのHDDや2.5インチのSSD、5インチの光学ドライブを利用する場合は、それぞれのPCケース内のドライブベイの数も確認しておきましょう。
最近5インチベイを搭載してないPCケースも登場してますので光学ドライブの利用を考えている方は5インチベイの確認が大事です。

あと
PCケースは常に目にするもなのでデザイン性も重要です。
最近は、カラフルなLEDで光るパーツが登場しそんな光るパーツを生かすなら、PCケースの側面に強化ガラスや透明アクリル板を採用したPCケースを選びましょう。

寝室やリビングにパソコンを置く場合静音性にも気を配りしましょう。
直径の大きな静かなケースファンをしようして天板や側板に吸音材を組み込んだ静音ケースも選択しのひとつです。

自作pc用 グラフィックボードの選び方

グラフィックボードは、
パソコンの画面をディスプレイに表示する役目をするパーツです。

自分が購入したCPUによってはグラフィック機能が内蔵されている製品もあります。

自分が購入したCPUにグラフィック機能が内蔵されているか確認してみましょう。

Webページの閲覧や動画鑑賞・オフイスソフトの利用などの一般的な用途でしたら内蔵グラフィック機能で充分です。

グラフィック機能が内蔵されてないCPU

Intel Core i シリーズでは 
型名の最後にFが付いている製品

参考ページ 
Intel製CPU Core i シリーズ  をご覧ください。

AMD製では
Ryzen G シリーズ以外のCPU

参考ページ
AMD Ryzen シリーズ  をご覧ください。

CPU に内蔵されているグラフィック機能を使う場合
映像の出力端子は、マザーボードの背面(バックパネル)にあり、グラフィック機能搭載CPUをマザーボードに装着すれば自動的に確認してくれます。

出力端子にも HDMI、DVIなど種類がありますので
ディスプレイを選ぶ際、対応する端子があるか確認しておきましょう。

自分が購入したCPUにグラフィック機能が内蔵されてない方やさらに上のグレードをという方は別途購入することになります。

グラフィックボードのメーカーは「NVIDIA」とRyzenの開発もとである「AMD」の2社です。

NVIDIA製 グラフィックボードの主流は、GeForce(ジーフォース)ブランド名で発売されています。

NVIDIA製 グラフィックボード

エントリークラス
GT1030

ミドルクラス
GTX1050
GTX 1050 Ti
GTX 1650
GTX 1060(6GB)
GTX 1660
GTX 1660 Ti

ハイエンドクラス
RTX 2060
RTX 2060 SUPER
RTX 2070
RTX 2070 SUPER
RTX 2080
RTX 2080 SUPER
RTX 2080 Ti

AMD製グラフィックボードの主流は、Radeon(レイディオン)ブランド名で発売されています。

AMD製グラフィックボード

エントリークラス
RX 550

ミドルクラス
RX 560
RX 570
RX 580
RX 590

ハイエンドクラス
RX 5700
RX 5700XT
RX Vega 56
RX Vega 64
Radeon Vii

クラス別用途は、

エントリークラス
Webページの閲覧や動画鑑賞・オフイスソフトの利用などの一般的な用途。

ミドルクラス
3Dゲームを目的としたいならミドルクラス

ハイエンドクラス
快適にゲームをプレイしたいならハイエンドクラス

をそれぞれ選びましょう。

最後に、グラフィックボードはハイグレードになるほど高価格です。
最初は、グラフィック機能が内蔵されてCPUにし余裕ができたらグレードアップするのもおすすめです。

その際、装着できるかサイズも確認が必要です。

自作pc用 CPUクーラーの選び方

CPUクーラーは、名のごとくCPUを冷やす役目をするパーツです。

CPUは、小さなパーツながら高度な計算を超ハイスピードでこなすため多くの電力を消費します。
そのため、かなりの熱を発するパーツです。
もし、冷却しなければ100度にもなってしまい熱暴走で停止したり、最悪の場合CPUが壊れてしまいます。

CPUクーラーは、CPUに純正品(リテールクーラー)として付属している製品がほとんどです。
といってもIntel・AMD製ともに純正品(リテールクーラー)が付属してないCPUもありますので確認が必要です。

Intelでは、オーバークロック対応の「K」付きCPUには純正品(リテールクーラー)はついていません。

Intelの純正品(リテールクーラー)なしのCPU
Core i9-9900KS
Core i9-9900K
Core i9-9900KF
Core i7-9700K
Core i7-9700KF
Core i7-8086K
Core i7-8700K
Core i5-9600K
Core i5-9600KF
Core i5-8600KF
Core i5-8600K
Core i3-9350KF
Core i3-8350K
Core Xシリーズ

AMD製では、Ryzn Threadripper シリーズのCPUには、純正品(リテールクーラー)はついていません。

CPUクーラーには、「トップフロー」「サイドフロー」「簡易水冷」の3タイプの種類があります。

サイドフロー
CPUの真上に設置したフィンに、横から風を当ててCPUを冷やす仕組みとなっています。
ファンの大きさが冷却性能の目安で、12cmや14cmの大型ファンを持つた製品が冷却性能が高いです。

自作パソコンでは、この「サイドフロー」型が最も使われており製品の数も多く出回っています。

「サイドフロー」型は、メモリなどのほかのパーツと干渉せずに、ファンやフィンを大型化して冷却能力を高めることができるのが特徴となっています。
さらに、ケースの前面から背面に向けて空気の通り道を作る、理想的なエアフローを構成できます。
安価な製品も多く手軽に利用できます。
トップフロー
CPUの真上からフィンに風を当ててCPUを冷やします。
CPUの周りのメモリやチップセットなどのパーツにも風が当たるというメリットがあります。
純正品(リテールクーラー)は、ほとんど「トップフロー」型となっています。
簡易水冷
液体を使ってCPUを冷やします。
CPUに水冷ヘッドを装着して、複数のファンを搭載したラジエーターと液体を満たしたチューブで繋ぐことで、CPUの熱をラジエーターから排出する仕組みとなっています。
CPUから離れた場所に設置できるのでファンの数を増やすなど大型化できるので、強力な冷却能力を持った製品も多く発売されています。
CPUの熱をラジエーターに運ぶ冷却液は、初めから封入されているので取り付け方も難しくありません。

簡易水冷型には、LEDを仕込んだものもあり、イルミネーションが楽しい光パソコンにするこができ市販のパソコンにはない個性的なデザインのパソコンが作れるのが自作パソコンの魅力です。

「トップフロー」と「サイドフロー」型のCPUクーラーの取り付け方法には、「プッシュピン」と「バックプレート」の2種類があります。

プッシュピン方式は、
クラーに付属するピンをマザーボードの穴にしっかりはめるだけで設置できます。
純正品(リテールクーラー)は、プッシュピン方式を採用しています。
バックプレート方式は、
マザーボードのの裏側に設置用のプレートを取り付けて、CPUクーラーを固定します。


CPUクーラーのサイズにも気をつけましょう!!


大型のファンやフィンを搭載した「サイドフロー」型のCPUクーラーでは、CPUクーラーの高さがケースに納まるか、ケースのスペック表で確認しましょう。
さらに、マザーボードのCPU周りのメモリやコンデンサなどのパーツと干渉しないかチェックしておきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました